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2010 イタリア滞在記⑥ スケスケパスタ、ストゥルーデル 

2日目は、トレンティーノ=アルト・アディジェでマリロベが必死に探してくれた料理教室へ。ここの地方、やっぱりマニアックなので、私も散々ネットなどでしらみつぶしに探したけど見つからず。イタリア在住のマリロベでさえも探すのが大変だったららしい。アリガト。

 かわいいお菓子屋さんのオーナー料理人が本日の先生。なんと・・・、私たちのレッスンを最後に、お店を移転するそうな。すごく居心地のいいかわいい店なのにもったいない。料理教室も新しい場所でやるかどうかは不明らしい。ぎりぎり滑り込みセーフ。

 メニューは、もちろんトレンティーノ料理をリクエスト。

■カネーデルリ

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固くなったパンを再利用する、いわゆるクノーデル。イタリアで売っている料理本を見るとパン粉で作る・・・とか書いてあったりするのだけど、ホントのカネーデルリはダイスカットのパンを使用。パン粉で作るのではこの食感は出ないなぁ。やっぱり、その地方の食べ物は現地に来ないとわからないなと改めて痛感。
カネーデルリの味のバリエーションは多々あれど、今回は一番オーソドックスな、スペック入りを野菜のブロードでいただきました。ゴルフボールよりやや大きめのものを2個、食べるのがこの地方の正式な食べ方らしい(とオーナが言っていた)。確かに・・・。2個食べればおなかいっぱい。
 このあとの滞在でもいろんなカネーデルリを食べたけれど、スープ仕立てが一番おいしい。
チーズフォンデュ風のもあったけれど、こってりで・・・・(苦笑)

■ゼルテン


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トレンティーノ=アルト・アディジェ地方のクリスマス菓子。ドライフルーツをアルコール漬にしたものをケーキに練りこんで焼くお菓子。ココの地方らしく、漬け込むアルコールはグラッパ。
ドライフルーツ系のケーキ、大好きなのでこれはうれしかった。Luca氏はデコレーションにすごくこだわる人なので、ややもすると野暮ったい焼き菓子もこんなに愛らしく。
ナッツ類、栄養価が高いので、一切れ食べるとエネルギーが湧くような、そんなクリスマス時期のお菓子です。

■ストゥルーデル
そ・し・て!
一番作りたかったストゥルーデル。
ごくうすくのばした生地にリンゴのフィリングを巻いて作る、オーストリア菓子。だけども、いまではすっかりここ、トレンティーノ=アルト・アディジェの郷土菓子です。


一番気になっていた「パスタ・マッタ(クレイジーパスタ)」は、その名の通り、クレイジーなほどうすい。よくこねた生地を手を使って透けるくらい薄く伸ばしていくのです。
普段麺棒でパスタを伸ばしているマリアもさすがに、この生地の薄さにはびっくり。
私は軽く感動すら覚えました。ちょっとやらせてもらったけど、何とかできそう。
後は練習あるのみ!家庭で焼くストゥルーデルは、馬蹄型に。長いままではオーブンに収まらないからそうするのだとか。

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一口にストゥルーデルといっても、パイ生地のもあれば、パスタフロッラ(タルト生地)みたいなので作るものもあるので由緒正しい「パスタ・マッタ」での作り方を習えたのはほんと満足!
by buonaforchetta2 | 2010-06-21 21:48 | イタリアツアー2010&滞在記 | Comments(0)
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