うちの隣の公園、3日間にわたって除染が行われました。
まずは、表土のはぎ取り&コンクリート部分の高圧洗浄。
翌日は、はぎ取った土を、公園に穴をほって、シートにくるんで埋めていました。
窓越しから除染作業を毎日見守っていました。
公園はできたみたいに、雑草一本も生えてない状態になりました。
昔、理科の授業でこんなのあったなあとふと思う。
質量保存の法則。
化学反応の前後で、それに関与する元素の種類と各々の物質量は変わらない
フラスコの中で何かと何かを化学反応をさせて、前後に重さをはかるという実験をやった記憶がある。
除染といっても、結局、集めて埋めるだけ。総量は変わらない。放射能が消えるわけではない。
この公園は、そして、福島県は大きいフラスコか?
これが安心なんでしょうか。でも、こんなことでもやった方がいいのかな。
あの事故以来、公園で遊ぶ子がいなくなりました。
よちよち歩きの子から、高校生まで、近所の子たちが集まっていつも賑やかな場所だったのに。
みんなどこへ行ったんだろう。
除染したら戻ってこれるんだろうか。
放射能の問題に心を割いて悩んでいる時もあれば、なんだか、遠い他人事のように思えてどうでもいいような気分になる時もあり、相変わらず気持ちのアップダウンが激しすぎる。
大がかりな作業をみていて、なんだか久しぶりに現実をバーーンと付きつけられたような思いがする。