3日目。
朝ご飯に、チュロース!
マドリッドのあたりでは、朝ご飯にチュロスとホットチョコを食べたりするそうで、地元のお菓子屋さんに連れてってもらいました。
チュロス。生地自体は甘くなくて、ホッとチョコに浸したり、カフェにつけて食べたりするそう。
思ったより軽い食感で、何個でもいけそうな危険菓子。
朝ご飯のあとはマドリッドにある近代美術館、ソフィア王妃芸術センターへ。ゲルニカのある美術館。
日曜日は無料開放デイ。そんなんだから、激混みかなと思うも、案外すいていてる。オフシーズン万歳!
ゲルニカが視界に入ると、一瞬で釘付けに。
モノクロの絵は限りなく静か。それでいて、生を奪われた人の無念さ、怒り、絶望が画面いっぱい訴えかけてくる。
あまりの迫力に動けなくなってしまった。
戦争とは違うけど、理不尽に日常の平和を奪われた3.11以降のあのことがやっぱり脳裏をよぎり、不覚にも絵の前でボロボロと泣き出してしまった。
Rちゃんはそんな私にドン引きしつつも、ティッシュをくれた。
優しい。
こちらの美術館は、他にダリとミロの作品が見所とのことだったが、キュビズムもシュールレアリズムも私には理解不能。
ダリはいっつも福島県が誇る
諸橋近代美術館
で見ているのでパス。
それに、ゲルニカで心がいっぱいになってしまったので、残りの時間は、世界大戦やスペイン内戦時代の絵画を見て回った。
お昼はーーー。
パエジャ!
パエジャは大人数で食べた方が美味しいとのことで、Iさんの中学生の娘さん(半端なく可愛い。写真みせられず残念。以下、姫)や殿のお友達にも来ていただいて、お鍋を囲む。
ちなみにゆうに30cmはあろうかというこの鍋。これで2人分だって。
あれ?具が乗っていない?と思うも、パエジャの原型はこんなかんじだったのがだんだん具をのせて豪華になったとのこと。
なるほど。
このお店、人気店で従業員の数も多い。
パエリア運ぶだけのおじさんと、パエリアをガリガリする専門のおばちゃん。
姫は常々、この二人は同じお給料か気になっているそう。
ガリガリは見ているとかなり重労働。
食事中、あちらこちらからガリガリ聞こえてきて、そのあともしばらくガリガリ音が耳からはなれなかった。
ガリガリしてもらって、さあ、実食。
カリカリおこげのついたパエジャ、美味しかったーー!
特にフォトジェニック感が一切ない、イカスミのパエジャ。
これがあとをひく美味しさで・・・・。
レモンとアリオリソース(にんにく入りマヨ)をつけていただくと病みつきに。
ここ3日間で、コシード、豚、パエジャ・・・・とヘビー級料理ばかりを食べまくり。
姫に「もっとかわいいもの食べたら~~?」とたしなめられたあと、あまりの満腹さにお昼寝。
自分が豚になるわ。
2013.1.14 madrid