イタリア滞在記2017⑩ 古代アルバニアのお祓いパスタ


海沿いの温暖なトロペア地域を離れて北に向かって3時間。


カラブリアに30箇所ほど存在するというアルバニア人の集落の一つ、チヴィタへ。

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ここ、道路標識などイタリア語と古代アルバニア語の2カ国表記です。

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500年ほど前に、本国アルバニアからオスマン帝国の脅威から、イタリアへと逃れてきたのがルーツだそうです。
逃れてから、本国との交流は一切なく、言葉も500年ほど前のものが今でも話されているそうです。

村人に話しかけたら、だいたいイタリア語が通じましたが、おばあちゃんなどは何言ってるのかチンプンカンプンな場面も。
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チヴィタの英雄。

私はトルコ料理も研究しております。
オスマン帝国時代の宮廷料理に触れることもあり、今までの東欧あたりの歴史の見方はついトルコ共和国〜オスマン帝国に立ちがちでした。

が、こうやって反対サイドの歴史の結末を見れたのは視野が広がる事でした。

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荒涼とした岩山の上にある村です。
どんな思いで祖国を追われてきたのでしょうか。

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寒くて、息子もマントぐるぐる

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イタリアはカトリックの国ですが、チヴィタはギリシャ正教会。
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オリエンタルな聖母子像。

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さて、そんなチヴィタでは古代アルバニア人の血を引くこちらのマンマに、古代アルバニアから伝わるパスタを教わりました。


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オレガノを乾燥させた枝に水をつけ、粉の山に振りかけます。
神主お祓いの様な仕草なのですが、やはりお清めの意味合いもあるそうです。
古代の儀式っぽくて雰囲気出ます。
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水滴と粉がダマになったところをふるいにかけます。

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ちょっとダマが大きくなったけど、これが古代アルバニアのパスタ、ドロムサ
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薄めたトマトソースに生のままパスタを投入。
ドロンととろみが出るまで煮ます。

お粥の様な、もっちりした食感が病みつきになるパスタです。

山の上は寒く、夜の薄明かりで食べるお祓いパスタは少し古代アルバニア人になった様な錯覚を覚えました。

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by buonaforchetta2 | 2017-11-07 18:26 | 2017年イタリア滞在記 | Comments(0)
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