カテゴリ:2011年イタリア滞在記( 18 )

CICIRINELLA

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スミマセン。
前回のブログで、ちょっとサレルノの悪口いいすぎて。
美味しいお店もあるはずなんですが、私のレストランを引き当てる運と気概がすくなかっただけの話なんですけどね。

それでもそんなサレルノで、美味しいお店が一軒。
泊っていたアパートの近くにあったお店なのですが、若手イケメンシェフと気のいいオデブのカメリエーレ(給仕係お兄ちゃんが切り盛りしていた感じのいいお店でした。

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メニューはなくて、オデブちゃんがかな~り癒し系のささやきボイスでメニューを口頭で教えてくれます。
アンティパストは盛り合わせでおまかせ。
典型的なナポリのアンティパストでしたが丁寧な作り込みでおいしかった。

おっと、その前に
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8時に予約して行ったら、肝心のシェフがまだ出勤前だったとのことで、
「ちょっと、これサービスするから、これ食べながらシェフ来るのまっててね。」
とガエタのオリーブのペースト(これが激うま)と、ワインをボトルでもらっちゃいました。
オデブカメちゃん、心も太っ腹♪
このガエタのオリーブと赤ワインをがぶがぶのんだあとで、先ほどの前菜をいただきました。
結局シェフが登場したのは8時30分過ぎ。さすが南。店空いているのに、シェフがいないって(笑)

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プリモは「スカルパリエッロ」
イタリア語でスカルペッタは、子供靴の意味もありますが、お皿に残ったソースをパンで拭って食べる動作のことを指します。
スカルペッタするくらい美味しいパスタがスカルパリエッロで、なぜかナポリ周辺にこの名前のついたパスタ料理がおおい。
スカルパリエッロ、人によって作り方も食材もまちまちなので定義ってものがあるのかどうかわからないけど、
基本的に、そんな名前をつけちゃうくらいだからたいてい美味しい。凝った食材なんかはいれず、シンプルな食材で極限の美味しさを引き出しているものにこれまで数度めぐりあった。
これも、トマトソース、(おそらくあり得ない量が投入されているだろう)パルミジャーノだけのパスタだけど、うなるくらい美味しかった。
オデブカメちゃんの一押しだけあってかなり満足♪

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この日はこれだけでおなかがいっぱいになってしまったので、セコンドは飛ばしてドルチェへ。
私の愛するババを所望。

ババの生地、かなり繊細なふわふわ加減で、クレーマも濃厚でおいし~~。
上品なババでした。



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〆のカッフェの時にお店の名前入りのチョコレートがうれしい。


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・・・・・。あっ。私、この時、カッフェ飲んでないや。
シェフのおばあちゃん特製のリクリツィア(甘草系の薬草で作る甘苦いリキュール。苦手な人おおいけど私の大好物。イタリアの薬用養命酒とよんでいます)があるということでのませてもらったのだった。
エキスがかなり濃厚で、脳天がしびれる苦さが斬新だった。
これを飲むためにまたこのお店に行ってもいいとおもってしまう。

口頭で伝えられるメニューのためお値段??でドキドキしていたものの、こんなに食べてお支払いは20ユーロ程度だった。さすが、南。安っ。
シェフもだいぶイケメンだったのでよいお店でした。


後日、もう一度お店を訪ねた時は、セコンドを注文。
しかしこれが「エエエエエエエエエッ」という失敗加減の肉のソテーだった。
もしかしたら、料理にムラがあるのかもしれない。
それだけが残念だったけど、またサレルノに行く機会があれば、癒し系ボイスのオデブカメちゃんとイケメンシェフのこのお店にまた行きたいなぁとおもうのでした。


■CICIRINELLA
Via Antonio Genovesi, 84121 Salerno, Italy
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by buonaforchetta2 | 2012-01-30 16:22 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

サレルノ~アマルフィ連続失敗事件

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2011年の10月のイタリア滞在記。実はフィレンツェ編で止まっていて、そのあと訪れた南イタリア~サレルノ編はぜんぜん書いていませんでした。


 というのは、前回のサレルノはいろんな面でハズレで、陶器ショッピング以外テンションのあがる場面が少なかったから・・・。
 こんなの初めて!というほど、食べる料理食べる料理、なんだかイマイチ。
ぱっとしない感じで、クゥゥゥ・・・・っとうならせてくれるものに出会えなかったのです。

サレルノに限らず、アマルフィ、チェターラなどもいろいろ行ったのですが、お目当ての店が休みだったり、メニュー選びに失敗したりと、連敗続き。
一応、行った店は、そこそこ評判のあるお店ばかりだったのですが、口コミも旅行誌も当てになりませんね。
ここまでレストランが外れるとテンションがたおちです。
レストラン選びは毎食真剣に、足で稼がなければダメだと改めて痛感しました。


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そんな時食べたこの一皿。
DEL FINOのアンチョビをつかった、アーリオ・エ・オーリオ。
いや、これが激ウマ!!!
どこの店かって、外で食べてもダメなら、自分で作ろうと、アパートで料理したのでした(笑)。

自画自賛どころじゃなくて自画絶賛状態でした(笑)

素材がいいんだから、調理法さえ間違えなければ美味しくできるので当然なんですけど。

それからこの、
白い宝石~~~~~★★★

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アパートをシェアしていたKさんが、早朝、モッツァレラ工場見学へ出かけ入手してきたもの。
水牛モッツァレラ♪♪


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青臭いルッコラと、完熟のトマト、美味しいオリーブオイルがあれば後はなにも要りません。


結局、我々イタリア料理のセンセーなんだから自分たちで作った方がおいしい物食べられるよね、
なんたって、ここは食材の宝庫、南イタリアなんだから・・・・
と、サレルノを去る最終日に満足のゆく食事にありつけて初めて気づいたのでした。
 

 なんでこんな苦労を強いられたかというと、マリーサに会えなかったから~~。
ナポリのマリーサのところに行ければ美味しいものしかないのに。
今年はゆっくりマリーサの元を訪ねたいなと思っています。
マリーサに会えないの、さみしいよぅ(;_;)

残念な料理たち
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by buonaforchetta2 | 2012-01-27 14:24 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(2)

リストランテでなんちゃってスタージュ~2011年イタリア滞在記⑧

 フィレンツェでは、5日間のリストランテ研修をお願いしておりました。
研修先のレストランは、フィレンツェ中心部からバスで30分ほどの郊外にあるお店。
 
 イタリアに料理を習いに通い始めたころからずっと思っていたのが、一度、イタリアの厨房で働いてみたかったということ。22歳からイタリア料理の勉強を始めたものの、当時はイタリア語も片言だったし、諸事情により長期にわたってイタリアに行くのはどう考えても無理。
 そんなこんなで、せめてイタリアの料理学校に・・・と、飛び込んでみたのがそれからのイタリア料理との長いお付き会いの始まりでした。料理学校には、すでにイタリアの厨房で働いているコックの人なんかが出入りしていたので、その人から実際のお話を聞くだけで大変そう。仮に、半年ここの学校で料理の勉強をしたとしても、到底私なんかが厨房に行ったら足手まといになってしまうなぁと、オーダーが飛び交う殺気立った厨房の中で聞き取れないイタリア語に右往左往する自分を想像して、身震いしていたものです。 きっと、イタリアに長期滞在できるチャンスがあったとしても、当時の私は度胸がなくて、きっとリストランテでのスタージュには行かなかっただろうなとおもいます。
 んなもんで、毎年1~2回、イタリアに来ては、マンマや元料理人に料理を教えてもらうという今のスタイルが完成。
 それでもたまに、実際のお店でやってみたいなぁという思いはあったので、今回、縁あってフィレンツェ郊外のリストランテでお世話になることになりました。
やりたいことはどんどん前倒しでやっていかないと、今後どうなるかわかりません。震災の時にイタリア旅行を1回あきらめちゃったのでその思いが強いのです。


フィレンツェのアパートの大家さんにそこのレストランに研修に行くよ、と話をしたところ、「ええっ。あそこ??いいな、いいな!」とたいぶうらやましがられました。
フィレンツェではまあ名の通ったレストランだったみたいで、研修に行くのが楽しみでした。
 実際、行ってみると、町の中心部からバスで30分もかかる郊外にあるのに、毎日お客さんでごった返す人気店でした。

 シェフは、フィレンツェの超有名リストランテCの経営者の元奥さん(なんて言う紹介・・・)。かなり久々にであった、イタリアの強烈オバチャンでした(笑)
 ちょっと雑~な感じのマンマシェフの指導をうけつつ、マンマシェフの片腕(いや、両腕ぐらい)のYくんと、後輩の粉もの番長のMくんが、そりゃまあ、親切にしてくれたため滞在中たっくさん勉強させてもらいました。


 仕事がかなり丁寧。お客さんからお金をもらう料理というのは、こういった細かい仕事の積み重ねを経て出来上がっているのだということ、当たり前かもしれないけど、いまさらながら、実感。
 また、それぞれの意識の高いこと。「お店の味」があるなかで、いかにそれを自分の技術、センスでさらに磨いていくか、仕込みをする彼らは毎日が勝負なんですね。
刺激をうけます、ほんとに。

午前の仕込みタイムが終わるころには、空腹。

作るだけじゃイヤ。食べさせて。


そう、この研修のいいところは、午前中は見習い料理人のようにせっせと働いた後、営業タイムになったらお客さんとして、席に付いて料理を堪能できるという点。

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 それに、他のお客さんに混じって食事をするので、周りの様子を観察できるのも楽しい。
さっき、仕込みを手伝った料理のオーダーが入ると私もうれしいし、「信じられないぐらいおいしい!!」と隣のテーブルのお客さんが喜んでいるのをみると、なんだか自分の事のように誇らしい。
他のお客さんは私がさっきまで厨房にいたことなんて知らないので、ダイレクトな反応が見られるのがたまらない。お客と従業員の中間のような立場でお店を見られるのはなかなかよいエンターテイメントです。

 人間観察をしながら私もお食事をいただく。 

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ここの看板料理、鶏レバーのパテ オレンジソース添え。
鶏レバーのパテって苦手で喜んで食べたことないんだけど、ここのは別格。マジうまい。
長時間煮込んだオレンジソースがたまりません♪ソーテルヌのワインとよくあう~~。

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リストランテでありながら、トラットリアも併設しているので、そっちの料理もたべさせてもらいました。
トラットリア料理は家庭料理が多いの。でも、丹念な仕込みの成果か、いや、ウマイッス。
カリフラワーのスフォルマート、フツーにつくったらフツーのなんてことない料理なのですが、これが唸るぐらいうまかった。丁寧な仕事をするってこういうことね。

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また、THEトスカーナ定番料理のパッパ・アル・ポモドーロも然り。作り方は至って簡単なのですが、その分、作る人の技量が問われる料理。これもほんとおいしかったわ~。


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セコンドもおいしかった。これは、習って日本で・・・・というよりは、ここで食べて納めていく料理。
5日間で、メニューに載っている全料理を食べさせてくれようと、マンマシェフの目を盗んで(笑)、Y君が夢のセコンド2点盛りにしてくれました♪
(ここに研修に来た人で、全メニューを制覇したのは私だけらしい。グッド、ジョブ、Y君)
やっぱり、トスカーナは肉です。肉。

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ドルチェもたっくさん教わりました。
お気に入りはとろけるクリームブリュレ。

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お店メニューもおいしかったんですが、何気に気に入ったのがみんなのまかないのパスタ。
私はゴージャスランチが控えているので、もちろんまかないはいただかないのですが、このクリームパスタはおいしそう。M君のを一口だけ横取り味見させてもらったんですが、隠し味の●●と▲▲が効いていておいしかったな。なかなか思い付かない組み合わせのクリームパスタでした。今度、教室のメニューにしてみよう。

結局作りやすいメニューに流れる・・・(笑)

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ここのソムリエのお姉さん。超セクシーなんだけど、かなりできる。
料理にドンピシャのワインをたらふくのませてくれました。
ありがとね~~っ。

働きにきたのか、ご飯を食べにきたのか、どっちだい?とつっこまれそうなので、なんちゃってではありましたケド、念願のリストランテ研修の模様でした。

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若い将来有望な料理人さんと働けたのもいい経験です。
いつか、技術を身につけて日本に戻ってきたときに、美味しいものを食べさせてくれるレストランが増えることをいまからたのしみにしています。

ありがとう、Yくん。Mくん。
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by buonaforchetta2 | 2011-11-05 18:08 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(4)

アルバの町はうまいものだらけ~2011年イタリア滞在記⑦

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ワインの話ばっかりですが、アルバの秋と言えばやっぱりトリュフ・・・。
アルバのトリュフ祭りを楽しみにやってきたのですが、実はトリュフ祭りの日程を1週間間違えていまして・・・。
ピエモンテ旅行は友人に丸投げでお任せしていたので、私もそこらへんノーチェックでした。
到着後、友人が恐る恐るその真実を告げてくれたのでした。ハハハ・・・・

いいんです。私。9年前もトリュフ祭り堪能しているから。
それに、祭り1週間前でも、アルバのいたるところにトリュフがゴロゴロ。

人だかりのあるところにトリュフあり。

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ちょっと小粒。

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今年は、イタリアも暑いうえに雨も降らなかったとのことで、ブドウにとってはいいけど、トリュフにとっては良くない気象条件だったそう。
なので、今年は収穫量もちょっと少ないそうな。



お祭りは逃しましたが、なんだかんだトリュフがかかった料理はピエモンテ滞在中方々でいただきました。
だから、まあよし。
トリュフ以外にも美味しい物がたくさん。

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アルバの広場にトローネ屋さんがたっていました。
秋~冬のみの限定のお店だそうで、味見をさせてもらいましたがどれも美味。

不味いトローネだと、歯に接着剤のように粘りついてがちがちで食べられたもんじゃないのですが、ここのは、
ナッツのロースト加減、それに卵白部分のさっくり感が絶妙。
おもわずブロック買いしてしまいました。
(9年前は、これの美味しさに気付かず素通り。ご一緒したマダムがおすすめしてくれたものの、魅力がわからなかったのね)

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隣には、メリーゴーラウンド。
トローネや、街角で買った焼き栗をほおばりながら、夕暮れ時を楽しむ親子連れがたくさんいました。
平和な夕べです。

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アルバは右をみても左をみても美味しい物ばかり。
トリュフそのものをもちかえるのはは難しいけれど、トリュフオイルなどを沢山かってきましたので、今月のレッスンでみなさんにも香りのおすそわけいたします。
おたのしみに~~。

秋のピエモンテ、ちょっと病みつきかも~~。
また次回、ドップリとピエモンテ料理に浸かりたいです。
ピエモンテは大人になってから来ると楽しいところ。再発見の旅でした。
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by buonaforchetta2 | 2011-11-04 17:55 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(2)

ワイン界の闖入者~2011年イタリア滞在記⑥

ASTI地区にあるワイナリーを紹介され、見学へ。
ASTIか。たまには甘いスプマンテもいいかな~と、ASTI=spumanteという甘~い単純発想でカンティーナへ向かう。

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こちらが、そのワイナリー。LAIOLO REGININ。
みるからに家族経営の小じんまりしたワイナリーだ。

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オーナーのジャンパオロさんが率先して畑案内をしてくれる。
畑に行く途中、ジャンパオロさんとは食べ物談義で話が盛り上がる。コノ人、かなり食道楽だなあ。食べ物の話をしているときはほんとうに嬉しそう。



畑も、ぱっと見渡せる限りの決して広いとは言えない広さ。
でも、ここには彼のブドウ作りの哲学がいっぱい詰まっていて、そのお話を聞くのが本当に楽しい。
土壌がブドウに与える影響、ブドウの木の植え方、剪定の仕方・・・。などなど。
カンティーナ見学の時は、畑をみせてもらうことにしているけど、こんなに畑見学が楽しいのは初めて。
情熱家の彼の話に夢中で1時間は畑にいて、あれやこれや質問攻めにしてしまいました。

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ここ、アスティ地方にしか作っていない、グリニョリーニョというブドウを栽培しています。
このブドウの中にあるたくさんの小粒の種のことをこちらの言葉でそういうらしい。
この種が独特のタンニンを産むそうな。


そんな珍しいブドウを使って熱い男が作るワインはきっと美味しいに違いない。
期待しながらお待ちかねのテイスティングタイム。

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彼がワインづくりで大事にしていることが、「SORPRESA(ソルプレーザ=サプライズ)」だそうだ。
呑んだときに、いい意味で期待を裏切るようなワインを・・・・という信念を貫いている。

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それをよくあらわしているのがL’intruso(リントゥルーゾ)。
意味はズバリ、闖入者。
ワインづくりで新しいことに挑戦していきたいという思いをこめているそう。
グリニョリーニョ100%の初体験ワインは、最初は酸が目立つように思うものの、タンニンが後からそっとおじゃましてくる感じです。とあるイタリアのワイン誌にて「魚料理にも合う赤ワイン」として紹介されたわいんであるそうな。

ややもすると、マイナスのイメージを持たれがちなこの言葉を敢えて自分のワインにつけるあたりが、きっと彼の自信のあらわれなのだろう。
 これだけ聞くと変わり者の作った奇をてらったワインかなとおもうけど、実際彼のワインはどれも、素直なブドウの美味しさを引き出していて、体にすっとなじむ、ワインばかりだった。

また、LA MORA 2010年は、角の取れたまろやかなバルベラで作られており、今まで呑んできたバルベラのイメージを覆す、桑の実や完熟ベリーのを素直に連想させてくれる優しいワインだった。

 香りから得られるイメージと味わいのギャップであったり、あとはなんだったかな。たっくさん飲んで酔っ払ってしまったので、能書きはもう覚えていないのが残念でならないのですが(書き留めとけばいいのにね!)、どれもこれも1本開けるたびに、感動があるワインばかりだった。

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ここ、テイスティングと言いつつ、おつまみも出してくださいました。
自家製の激ウマサラミと、ロビオラチーズ。茶色いジャムみたいなものは、ピエモンテの名物、クーニャというチーズ用のジャム。
モスト(ブドウの絞り汁)に、リンゴ、くるみ、へーゼルナッツなどを加えて煮詰めたもの。ここで出していただいたのも自家製のもので、家族が交代で12時間かけて煮詰めたものでした。
そんな貴重なものをごちそうしていただいちゃいました。ホスピタリティに感謝~~。


ふと、ジャンパオロさん。
「このたびは、日本は災害などで大変でしたね。特にフクシマの事故は・・・」
と、お悔やみを述べてくれる。言うつもりもなかったけど、おもわず
「私はそのフクシマから来ているんです」
とポロリ。
震災直後から、彼はチャリティ活動などに役立ててもらうべく自分のワインを日本に送り、また、イタリアの赤十字を通して義援金も送ってくださったのだとか。世界各国から日本への温かい支援のことはニュース、友人知人のブログなどを通じて知ってはいたものの、直に、こうやって支援をしてくださっている方を目の前にしたら何だか泣けてきて。
彼がそんな話をしている間、フクシマ出身の私と、仙台の友人と二人でずっと鼻水たらしながら、泣きっぱなしでした。
かなり酔っていたせいもあるのか、泣き上戸に・・・・。
東京から来ていた他2人は唖然として困ってました。(スミマセン)



 辛気臭くしてしまったので、仕切り直しに、もう1本テイスティングさせてもらったことは言うまでもありません(笑)。

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 人柄がにじみでているようなライオーロワイン。すっかりファンになってしまいました。
まだ決めてませんが、12月のクリスマスパーティーかもしくは1月の新年会はライオーロワインパーティーを企画したいと思っています。
 ソルプレーザなワインを生徒の皆様とご一緒したいなと思っていますのでお楽しみに♪


 
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by buonaforchetta2 | 2011-11-03 17:57 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

バローロの赤ちゃんに出会う~2011年イタリア滞在記⑤




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 MARVILAは、ロエロという地区に主な畑がありますが、数年前にバローロ地区にも畑をもつようになったそう。
ロエロ地区のブドウの収穫は終わっていましたが、バローロはまだ。
ロベルトさんがブドウの様子をみに行くということで、連れて行ってもらいました。

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ブドウは糖度計で測ります。
またまた、一粒お味見させてもらったけど、ほんとに甘い♪

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完熟で良い出来。ロベルトさんもご満悦でした。

2011ヴィンテージはかなりの当たりになるとのことです。
数年後のリリースがたのしみ~~。

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ロベルトさんのバローロ畑の上にある町、MORRAからの眺め。ここから見える丘はすべてブドウ畑。
ピエモンテのワインが格別なのはこの面々連なる畑をみるだけでもうなずけます。


畑近くにある、ロベルトさんのお友達ワイナリーERALDO VIBERTIに連れて行ってもらいました。

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ここにはなんと、絞りたてのブドウが。
「これがバローロになるんだよ~~」
と惜しげもなくバローロの赤ちゃんをテイスティングさせていただきました。

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ものすご~~~く甘いです!こんなアマアマなジュースが、バローロワインになるっていうのが、ワイン醸造のマジック。なかなかできない体験でした。


でも、赤ちゃんだけじゃイヤ。
大人のバローロも飲ませて~~~。


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ハイッ。
うん、やっぱり、熟成後のほうが好きだわ♪♪
ヴィンテージ違いをテイスティングさせてもらってご機嫌。
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by buonaforchetta2 | 2011-11-02 16:38 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

お昼もワイン天国~2011年イタリア滞在記④

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TIBOLDI滞在中に、そこの厨房を見学させてもらいました。
こんなかわいい、トルテッリの作り方を教えてもらいました。
手打ちパスタの仕込みの量が半端ないっ。人気レストランだから、大量仕込みしないと間に合わないんですね。
ここの手打ちパスタは何を食べても美味でした♪

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スーシェフのお兄さんもハチマキ巻いて頑張ってました(笑)

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作ってるのをみるだけじゃね。
食べなきゃね~~~。

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ランチは、ピエモンテ名物のグリッシーニでアぺリティーヴォ。
一緒に飲んだ白ワインと合うんだな。
グラスがすぐに空いてしまったので、「おかわり~~!」をお願いしたところ、ロベルトさんに「ノ~~!」と言われてしまう。
なんでさ、ちぇっ。
と思ったのもつかの間。

この後、MARVILAのワインがこれでもかっ、と言うぐらい、ピエモンテ料理とともに供されたのです。
アペリティーヴォで飛ばしたらイケマセン。



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カルネ・クルーダ
子牛肉のタタキを、塩・オリーブオイルでいただくピエモンテのTHE郷土料理。

もともと生肉好きの私としては、もう止まらない美味しさ。
ピエモンテにいる間、毎日コレ食べてました。
前の日に食べたカルネ・クルーダはトリュフ掛けでした。

思い出してもジュルリ。
カルネ・クルーダ食べるだけに、またピエモンテ行ってもいいくらい。

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そして、こちらは、ピエモンテのパスタ、タヤリン。
卵黄の配合多めのしっかり食感の極細パスタです。ここのラグー絶品でした♪

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セコンドにたどり着いたころには、グラスがすごいことに。
ワインが変わる度にグラスも取り換えてくれるので、飲むのが追いつかないと、こんなグラス林状態に・・・・。
このランチで、少なくとも十種類以上は飲んだはず。

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ドルチェも美味しくいただきましたぁ。
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by buonaforchetta2 | 2011-11-01 16:39 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(2)

朝からワイン天国・・・・ ~2011年イタリア滞在記③

アルバ近くのカナーレという地区にあるワイン畑の中のアグリは、朝・晩見える景色が変わります。
朝は毎日景色が違くて、見飽きることがありませんでした。

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カナーレの日の出

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カナーレの朝焼け

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朝霧のワイン畑


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こんな畑の中を散策するのもまた楽し。
摘み残しのブドウを失敬。
これが、糖度がすごく高い!甘くておいしい。
骨太なアルコール度数が高いワインには糖度の高いブドウが必要。
そのcorposoなワインの元がこんなに甘いなんてなんだか不思議な感覚です。
そんなに摘まんじゃ悪いなとおもいつつ、やめられないおいしさでした。


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散策したらおなかが減ります。
ここ、朝食がとってもリッチ♪
いろんなチーズが朝からどっさり!こりゃ~、一杯行かなきゃいけませんな!



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というわけで、朝食にフランチャコルタをオーダー♪
朝焼けの中、シュポンッと抜いてもらいます。

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そして真夏クン、ご満悦。
にやけが止まらないといった表情ですね。
ほんとにワインが好きなのね(しみじみ)



朝から極上のワイン天国です。

そして、ランチもものすごいことに!!!
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by buonaforchetta2 | 2011-10-27 18:51 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(4)

アルバのワイン天国~2011年イタリア滞在記②

やっとこ、アルバに向けて出発!
電車でゆられて40分。田舎の駅で乗り換えをしなければアルバにはいけません。
9年前にもアルバにもいったけど、その時は貸し切りバスだったのでこんなにアルバが僻地だとは思わず。
 イタリアの田舎の駅はどこもそうなのですが、案内が悪い。いったい何番線に行けばその電車があるのか分かりづらいのです。同じ電車に乗りかえる人がいれば、その人に確認してついてゆけばいいのですが、そうでもないときは、一度ホームから駅舎へ行き、時刻表で何番線かを確認してから該当のホームへ行かなければいかないのです。
 スーツケースなんか持っていた日にはほんと大変。
このド田舎の駅も、然りで、乗り換え電車が分からない。
同じホームの向いに停まっていた列車がそうかなぁ、と、私だけ乗りこんで乗客に聞こうとしたところ、ドアがプシュ~~っと閉まるではないですか?レバーを動かしてドアを開けようとしても無理。無情にも私だけ、元来た方角へ、列車に揺られて逆戻り~~。
 あわてて、友人の携帯に電話をすると、私の持っているバッグから着信音が・・・。そうだった。ミラノに行ってしまった友人、ちょっとお疲れグロッキーだったので私が荷物を持ってあげていたのだった。彼女の貴重品一式、全員分のアルバ行きの切符私がもっているのでした。
 残された二人もきっとホームで途方に暮れているに違いない。
あああ・・・・。カンティーナが遠のいてゆく・・・・。いったい何時美味しいワインにありつけるのかしら??今日中にアルバにつけるのかしら?
 最悪、トリノまで逆戻りしてしまうかも・・・と思ったものの、運よく、一駅隣で電車は停まってくれて、その10分後に、先ほどの駅行きの列車が来てくれたので、またみんなと合流出来ました。
 みんなが11時にトリノに集合できていれば、今頃すでにカンティーナでワイン漬けになっているだろうに、哀しいかな、何もない田舎の駅で乗り換え電車を1時間待つハメになりました。
 コントのような、ひと時でした。イタリアの電車にはイロイロ泣かされます。

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 そんな思いをして到着したアルバ。
MALVILA’のカンティーナが運営するアグリツーリズモTibordiのオーナーのロベルトさんがお迎えに来てくれたときは心底ほっとしました。ロベルトさんはMALVILAの醸造家さんでもあります。
 いやっ。ピエモンテのワイン畑は本当にキレイ。
小高い丘に行儀よく並んだブドウの垣根がず~~っと続く姿は、見飽きることはありません。見渡すかぎりブドウ畑なんです。

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 もちろんこれまでイタリア各地のブドウ畑は見てきたけれど、ピエモンテのブドウ畑はそれとは何かが違う、風格のようなものが漂っております。

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 天国がこんなんだったらいいなぁとふとおもってしまいました。

 ついて早々カンティーナを見学させてもらいました。
9月末。ワイン仕込みの真っ最中で、カンティーナで働く人たちは忙しそうでした。
今年は異常気象で、ブドウの収穫も2週間ほど早く私が行ったときはMALVIRAの畑はほぼ収穫はおわっていました~。

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で、数十分後。
こんなにワインをテイスティングさせてもらいました♪

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ご機嫌ですな♪

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また、別の日には、ロベルトさんが、樽熟成中のワインをテイスティングさせてくれました。樽にガラスの管を差し込み、息を吸い込むようにしてワインを取り出します。そのあとで、グラスにちょっとづつ注いでテイスティング。

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もう、大興奮。
熟成1年目のもの、2年目のもの・・・・。ヴィンテージの違いはあるものの、ワインの熟成過程をダイレクトに感じ取れるよい体験でした。
ちなみに、飲み残したワインはまた、樽の中へ(爆)このヴィンテージ、リリースされたら購入しなきゃね。



そんな、ワイン天国チボルディのお話はまだまだつづきます。
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by buonaforchetta2 | 2011-10-27 18:27 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

まずはトリノで~イタリア滞在記2011 ①

ご無沙汰のイタリア。最初の訪問地はピエモンテ。
11時にみんなとトリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅で待ち合わせ・・・・。
のはずが、誰も来ないっ!
お一人ロスバケのため空港に足止め、お一人電車に乗り間違え、トリノと逆方向のミラノへ行ってしまい・・・。
久しぶりのイタリアはそんな感じのスタートとなりました。

 まあいいさ。
2時間ほど待ち時間ができたので、かなり久しぶりのトリノの町をお散歩。
私の初めてのイタリアは実はトリノ。
その時私、22歳。イタリアはおろか海外旅行自体が初めてで、舞い上がりながらトリノの町を歩いたことばかり思い出されます。見るものすべてに感動して、興奮していました。その時のアルバムを見ると、ポー川で拾った落ち葉を押し花にして大事に挟んであります。イタリアで見たもの、感じたものをすべて持って帰りたかったのだろうなあと、その時の自分の心中を察してしまいます。


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 当時、NHKテレビイタリア語で独学でイタリア語を勉強してました。番組内でアレッサンドロ君という男の子が自転車でイタリアを縦断というコーナーがあり、トリノにきた彼がdov’e il Po?(ポー川はどこですか?)
というフレーズを言っていました。Doveの使い方の回だったのでしきりにそこをリフレインして流すのですっかり頭にこびりついてしまってました。
そこで初イタリア、初イタリア人に話しかけようと、通りを行く、早朝仕事に向かうイタリア人のお姉さんに、思いっきり
「ドーベイルポッ?」
と質問。向こうは、わけわかんない東洋人に話しかけられ「アアッ??」と不機嫌そうな顔をしていってしまいました。
アレッサンドロ君が聞いた時にはにこやかに答えてくれていたはずなのに・・・・としょぼんとしてしまいました。今思うと、いきなり挨拶もなく「ドーベイルポッ?」はないよなぁと苦笑してしまいます。

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 あの時は、イタリアに来られるのはこれが最初で最後かも知れないという思いでトリノの町を歩いていました。それが9年後に、まがりなりにも憧れだった「イタリア関係」の仕事をしながらまたトリノに来られるなんて夢にも思わなかったはず。
 そんな私にイタリア黎明期を回顧させてしまうのは、ここがイタリアの首都であったという華やかな過去を連想させるベルエポックな建造物がおおいからでしょうか。


 急なトリノ散策になってしまったので、地図もないまま、そんな怪しげな記憶をもとにそぞろ歩き。

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 9年前は、某マダムに連れられてどこか有名なカフェでカプチーノをごちそうになったなあと、  広場のカフェを覗き込む。昔なら、どぎまぎしてしまって一人では決して入れなかったそんなカフェも今ではすいっと入いれてしまいます。

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 9月末、北イタリアとはいえ、まだまだ暑い日でしたので、カフェで一服。
最初はカフェ・シェケラートで喉をうるおしていましたが、となりのおじさんは、美味しそうに、スプマンテを飲んでいるじゃありませんか。
それも、たのしげなおつまみとともに。

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 ピエモンテのバール、カフェはアルコール類を注文すると、おつまみがこれでもかっというくらいサービスされます。カウンターの立ち飲みであってもこの通り。
おつまみの前にグラスを置いてもらって、ちょこちょこ摘まめます。
なんていいシステム。

 
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私も、白ワインを追加で注文して、小腹を満たさせてもらいました。
古き良き時代ってこういうことをいうのかなぁと、カフェの調度品を眺めながらゆったりとした時間をすごしているうちに、みんながそろそろトリノ駅に到着。

 トリノからアルバのカンティーナへ向かいます。
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by buonaforchetta2 | 2011-10-26 22:42 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)