<   2011年 10月 ( 14 )   > この月の画像一覧

朝からワイン天国・・・・ ~2011年イタリア滞在記③

アルバ近くのカナーレという地区にあるワイン畑の中のアグリは、朝・晩見える景色が変わります。
朝は毎日景色が違くて、見飽きることがありませんでした。

c0222833_18285236.jpg


カナーレの日の出

c0222833_18285946.jpg



カナーレの朝焼け

c0222833_18285723.jpg


朝霧のワイン畑


c0222833_18484230.jpg



こんな畑の中を散策するのもまた楽し。
摘み残しのブドウを失敬。
これが、糖度がすごく高い!甘くておいしい。
骨太なアルコール度数が高いワインには糖度の高いブドウが必要。
そのcorposoなワインの元がこんなに甘いなんてなんだか不思議な感覚です。
そんなに摘まんじゃ悪いなとおもいつつ、やめられないおいしさでした。


c0222833_18483462.jpg




散策したらおなかが減ります。
ここ、朝食がとってもリッチ♪
いろんなチーズが朝からどっさり!こりゃ~、一杯行かなきゃいけませんな!



c0222833_1829276.jpg


というわけで、朝食にフランチャコルタをオーダー♪
朝焼けの中、シュポンッと抜いてもらいます。

c0222833_18484117.jpg


そして真夏クン、ご満悦。
にやけが止まらないといった表情ですね。
ほんとにワインが好きなのね(しみじみ)



朝から極上のワイン天国です。

そして、ランチもものすごいことに!!!
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-27 18:51 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(4)

アルバのワイン天国~2011年イタリア滞在記②

やっとこ、アルバに向けて出発!
電車でゆられて40分。田舎の駅で乗り換えをしなければアルバにはいけません。
9年前にもアルバにもいったけど、その時は貸し切りバスだったのでこんなにアルバが僻地だとは思わず。
 イタリアの田舎の駅はどこもそうなのですが、案内が悪い。いったい何番線に行けばその電車があるのか分かりづらいのです。同じ電車に乗りかえる人がいれば、その人に確認してついてゆけばいいのですが、そうでもないときは、一度ホームから駅舎へ行き、時刻表で何番線かを確認してから該当のホームへ行かなければいかないのです。
 スーツケースなんか持っていた日にはほんと大変。
このド田舎の駅も、然りで、乗り換え電車が分からない。
同じホームの向いに停まっていた列車がそうかなぁ、と、私だけ乗りこんで乗客に聞こうとしたところ、ドアがプシュ~~っと閉まるではないですか?レバーを動かしてドアを開けようとしても無理。無情にも私だけ、元来た方角へ、列車に揺られて逆戻り~~。
 あわてて、友人の携帯に電話をすると、私の持っているバッグから着信音が・・・。そうだった。ミラノに行ってしまった友人、ちょっとお疲れグロッキーだったので私が荷物を持ってあげていたのだった。彼女の貴重品一式、全員分のアルバ行きの切符私がもっているのでした。
 残された二人もきっとホームで途方に暮れているに違いない。
あああ・・・・。カンティーナが遠のいてゆく・・・・。いったい何時美味しいワインにありつけるのかしら??今日中にアルバにつけるのかしら?
 最悪、トリノまで逆戻りしてしまうかも・・・と思ったものの、運よく、一駅隣で電車は停まってくれて、その10分後に、先ほどの駅行きの列車が来てくれたので、またみんなと合流出来ました。
 みんなが11時にトリノに集合できていれば、今頃すでにカンティーナでワイン漬けになっているだろうに、哀しいかな、何もない田舎の駅で乗り換え電車を1時間待つハメになりました。
 コントのような、ひと時でした。イタリアの電車にはイロイロ泣かされます。

c0222833_18245372.jpg



 そんな思いをして到着したアルバ。
MALVILA’のカンティーナが運営するアグリツーリズモTibordiのオーナーのロベルトさんがお迎えに来てくれたときは心底ほっとしました。ロベルトさんはMALVILAの醸造家さんでもあります。
 いやっ。ピエモンテのワイン畑は本当にキレイ。
小高い丘に行儀よく並んだブドウの垣根がず~~っと続く姿は、見飽きることはありません。見渡すかぎりブドウ畑なんです。

c0222833_18254062.jpg



 もちろんこれまでイタリア各地のブドウ畑は見てきたけれど、ピエモンテのブドウ畑はそれとは何かが違う、風格のようなものが漂っております。

c0222833_18245190.jpg


 
 天国がこんなんだったらいいなぁとふとおもってしまいました。

 ついて早々カンティーナを見学させてもらいました。
9月末。ワイン仕込みの真っ最中で、カンティーナで働く人たちは忙しそうでした。
今年は異常気象で、ブドウの収穫も2週間ほど早く私が行ったときはMALVIRAの畑はほぼ収穫はおわっていました~。

c0222833_1827391.jpg



で、数十分後。
こんなにワインをテイスティングさせてもらいました♪

c0222833_18245074.jpg



ご機嫌ですな♪

c0222833_18244357.jpg




また、別の日には、ロベルトさんが、樽熟成中のワインをテイスティングさせてくれました。樽にガラスの管を差し込み、息を吸い込むようにしてワインを取り出します。そのあとで、グラスにちょっとづつ注いでテイスティング。

c0222833_18245995.jpg



もう、大興奮。
熟成1年目のもの、2年目のもの・・・・。ヴィンテージの違いはあるものの、ワインの熟成過程をダイレクトに感じ取れるよい体験でした。
ちなみに、飲み残したワインはまた、樽の中へ(爆)このヴィンテージ、リリースされたら購入しなきゃね。



そんな、ワイン天国チボルディのお話はまだまだつづきます。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-27 18:27 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

まずはトリノで~イタリア滞在記2011 ①

ご無沙汰のイタリア。最初の訪問地はピエモンテ。
11時にみんなとトリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅で待ち合わせ・・・・。
のはずが、誰も来ないっ!
お一人ロスバケのため空港に足止め、お一人電車に乗り間違え、トリノと逆方向のミラノへ行ってしまい・・・。
久しぶりのイタリアはそんな感じのスタートとなりました。

 まあいいさ。
2時間ほど待ち時間ができたので、かなり久しぶりのトリノの町をお散歩。
私の初めてのイタリアは実はトリノ。
その時私、22歳。イタリアはおろか海外旅行自体が初めてで、舞い上がりながらトリノの町を歩いたことばかり思い出されます。見るものすべてに感動して、興奮していました。その時のアルバムを見ると、ポー川で拾った落ち葉を押し花にして大事に挟んであります。イタリアで見たもの、感じたものをすべて持って帰りたかったのだろうなあと、その時の自分の心中を察してしまいます。


c0222833_2235410.jpg


 当時、NHKテレビイタリア語で独学でイタリア語を勉強してました。番組内でアレッサンドロ君という男の子が自転車でイタリアを縦断というコーナーがあり、トリノにきた彼がdov’e il Po?(ポー川はどこですか?)
というフレーズを言っていました。Doveの使い方の回だったのでしきりにそこをリフレインして流すのですっかり頭にこびりついてしまってました。
そこで初イタリア、初イタリア人に話しかけようと、通りを行く、早朝仕事に向かうイタリア人のお姉さんに、思いっきり
「ドーベイルポッ?」
と質問。向こうは、わけわかんない東洋人に話しかけられ「アアッ??」と不機嫌そうな顔をしていってしまいました。
アレッサンドロ君が聞いた時にはにこやかに答えてくれていたはずなのに・・・・としょぼんとしてしまいました。今思うと、いきなり挨拶もなく「ドーベイルポッ?」はないよなぁと苦笑してしまいます。

c0222833_6413676.jpg



 あの時は、イタリアに来られるのはこれが最初で最後かも知れないという思いでトリノの町を歩いていました。それが9年後に、まがりなりにも憧れだった「イタリア関係」の仕事をしながらまたトリノに来られるなんて夢にも思わなかったはず。
 そんな私にイタリア黎明期を回顧させてしまうのは、ここがイタリアの首都であったという華やかな過去を連想させるベルエポックな建造物がおおいからでしょうか。


 急なトリノ散策になってしまったので、地図もないまま、そんな怪しげな記憶をもとにそぞろ歩き。

c0222833_22351325.jpg



 9年前は、某マダムに連れられてどこか有名なカフェでカプチーノをごちそうになったなあと、  広場のカフェを覗き込む。昔なら、どぎまぎしてしまって一人では決して入れなかったそんなカフェも今ではすいっと入いれてしまいます。

c0222833_2235252.jpg



 9月末、北イタリアとはいえ、まだまだ暑い日でしたので、カフェで一服。
最初はカフェ・シェケラートで喉をうるおしていましたが、となりのおじさんは、美味しそうに、スプマンテを飲んでいるじゃありませんか。
それも、たのしげなおつまみとともに。

c0222833_2235689.jpg



 ピエモンテのバール、カフェはアルコール類を注文すると、おつまみがこれでもかっというくらいサービスされます。カウンターの立ち飲みであってもこの通り。
おつまみの前にグラスを置いてもらって、ちょこちょこ摘まめます。
なんていいシステム。

 
c0222833_2235910.jpg




私も、白ワインを追加で注文して、小腹を満たさせてもらいました。
古き良き時代ってこういうことをいうのかなぁと、カフェの調度品を眺めながらゆったりとした時間をすごしているうちに、みんながそろそろトリノ駅に到着。

 トリノからアルバのカンティーナへ向かいます。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-26 22:42 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

11月追加日程のお知らせ

c0222833_75942.jpg



 11月もたくさんのお申込みありがとうございます。
土日は若干の空きがあるものの、平日が全日程とも満員となってしまいました。

そこでこちらの日程を追加で設定したいと思います。

11月17日(木)

お申込みご検討中の方はお早めにお申込みをいただければ幸いです。
また、HPの空き席状況は本日夕方までには更新いたします。


写真は、アルバでのもの。
この目玉焼きのクロスティーニがすごくおいしかったの。
前の日の夜にも同じものを食べたのですが、その時にはトリュフがふんわりとかかっていて・・・・
(夜の写真は残念ながらブレブレでUPできない状況・・・・)

それをイメージして、アルバで買ってきたトリュフオイル&トリュフ塩を用いましてこちらのクロスティーニを
来月オマケメニューに追加しました。

 あ、でも、「トリュフ~!!!」って期待されるほど、ホントのトリュフに比べるとまあ、そんなんでもないので、
五感を集中させ、想像力を働かせながらトリュフ香を感じていただければと存じますM(_ _)M


 美味しい目玉焼きのクロスティーニだと思って召し上がってください(笑)

その日は料理になんでもかんでもトリュフがかかっており、おまつり状態でした。
でも写真がダメだったの・・・。
ホント残念。

そんな旅行記、今月中からUPできるとよいのですが・・・。
妙に忙しくてPCの前に座っていられないのです。気長におまちください。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-24 07:13 | 料理教室 | Comments(2)

今月からのニューフェイスS

 
c0222833_1815775.jpg



私はあの時、身動きが取れないまま、目線だけは先ほど洗ったばかりのヴィエトリのお皿が入った洗いかごを凝視していました落ちませんように、これ以上揺れませんようにとお祈りしていたにも関わらず、洗いかごはストンと床に落ちて私の大事にしていたヴィエトリのお皿は全部割れてしまいました。
 どうせ物なんか壊れるのだから、ニ度と皿なんか買うものかと、そのあとの片づけの時に半ばヤケクソになって片づけをしていました。大好きな食器がごみになった瞬間から、物欲というものがしばらく湧かず、このままサンフランシスコ派の修道女にでもなれそうなくらいの清貧の心をもって暮らしておりました(ウソです)。

その7ヶ月後・・・・。

 ヴィエトリ・スル・マーレに再び舞い戻ってきたワタシ。
 最初はね。割れたお皿の補てんだけしようとつつましい気持ちでお買い物をスタートさせたのです。

 名付けて「レコンキスタ;お皿回復運動」


しか~し。


あっちにも。
c0222833_18145659.jpg


こっちにも。
c0222833_18145731.jpg




こんなにかわいいお皿たちを目にして買わないなんてことが許されようか。
否。
もはや目的無きジハード。
割れた以上の皿を買いあさるために、ヴィエトリの小さな町を何往復したことか。


c0222833_18155367.jpg



気づけばこんなに買っていたではありませんか。ヒヒヒヒヒ。

手荷物だけで13キロ。
持って帰るのは辛かったですが、荷ほどきして4日ほど、ずっと並べたままにしてニヤニヤしながら楽しい時間を過ごしました。

今月のレッスンから、ぜーんぶのお皿を登場させてます。
おたのしみに~~♪♪

買わなかったけど気になるタイル
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-20 18:24 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(4)

11月レッスンは明日おくります

 う~。1時間もかけて作った11月レッスンのお知らせ・・・・・・。

 消しちゃった。
 今日はそのショックから立ち直れないので、明日、みなさんにお知らせをお送りすることになりそうです
 うううう。

 


明日になると、やっぱり自分が大変なので、今、気持ちをもち直して(大げさ)、皆様にメールをお送りいたしました。
夜分にスミマセン!
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-19 20:36 | 料理教室 | Comments(0)

ただいま~~~~

c0222833_182193.jpg




 本日、ぶじお家にかえってこれました~。

 前回の投稿・・・。哀しい記事のまま数日が過ぎ去ってしまいましたね。
リタルドが常で、態度も悪いのがイタリアの乗り物って、思っていましたら、帰りの飛行機でアリタリアからなんとカスタマーサティスファクションのアンケート用紙を配られてしまいました。
イタリア企業にもCSの概念があるのか????
 いつも利用する飛行機ですので、良くなってほしいがためにかなり酷評しつつも真摯な(つもり)で回答しました。

 話はそれましたが、3週間のイタリア、満喫してきました。
始まりはピエモンテのアルバのカンティーナから。

 朝霧たちこめるなか、ネッビオ―ロの実る畑を散策。
びっくりするぐらい甘くて、お味見のつもりがかなり食べてしまいました。

 そんなこんなの旅行記もUPしていきたいところですが、あさってから2日間、毎月恒例のどさまわり(カルチャーね)、それに木曜から10月レッスンが!11月の日程も出さねば。
 と、やることいっぱい~。
ひ~。アルバでの出来事は夢かしら・・・。
な、状態ですので、しばし旅行記はおまちください。

 10月レッスンにお越しの生徒様には、ちょっとですが、コーヒータイムの時にイタリアのドルチェをおだししたいと思っています。北から南まで各地のお菓子をちょっとづつ買ってきましたので、どれがあたるかはその日のお楽しみに・・・・。

 ひさしぶりの我が家、玄関をあけたら、「わ~おうちだ~❤」とルンルン気分で上がり込んだまではよかったのですが、リビング以降がすごいことに。
えなりくんは私とちがった3週間だったみたいです・・・・・。とりあえず、水周りの衛生だけは回復させ、明日は大掃除!そして試作!

がんばろう。いろいろ。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-15 18:02 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(6)

リタルド時の(心の)対処法

c0222833_1792793.jpg



一つ前の、アルタヴェローチタの記事をフィレンツェ-ナポリ間の車内でPC入力後、ナポリにてサレルノ行きのインターシティに乗り換え。
・・・・とおもったら、RITARDO(リタルド;遅延)ではありませんか。
最初は15分、それがどんどん時間が加算されて30分に。

写真の一番上の列車に至っては70分遅れ。
'70とか'30となっているのが遅延時間の表示です。

本日はリタルド祭り!
1本遅れるとあとはドミノ倒しのように後続列車もおくれるのですわ。

そもそも、行き先看板にRITARDOの項目が最初から作られていること自体がやっぱりイタリア~~というカンジがする。
遅れて当然ですといわんばかり。
夜も遅いし、早くサレルノに行きたかった私は、チケットセンターで別の便に変更を試みようとしたところ、夜9時でしまるセンターの係員に、詰め掛けているほかの乗客と一緒に「もうここは9時で終わりなんだから、しらないわよっ」と怒鳴られる始末。
お宅の電車が遅れているからみんな困っているんですよ!なんなの、その態度っ。
怒り心頭も、そのやり場がみつからないので、ここから先はひたすら乗るべき電車がくるのを待つのみ。
フィレンツェで1本早い列車にのれれば、フレッチャロッサで乗り換えなしでサレルノまで行けたのですが、もたもたしているうちに次発のフレッチャルジェントのナポリ止まりに乗ってしまったのが運の尽き。
アルタベローチタは遅れなくとも、まだまだ在来線は「イタリアらしさ」が健在。


さっきの投稿文にある「不便さがないイタリアはさみしいものです」
とうそぶいていたのは、自分の列車が遅れないという優越感から来る言葉だと、ICを待ちながら思う。
AVもICもREGも遅れないに越したことはないのだ。


幸い30分遅れで乗車ができました。列車の到着がわかったときに、同じ電車を待っていたおじさんが「電車来るよ、よかったね」と一言。
私がこの電車を待っているとも一言も言っていなかったのに察したようで、わざわざ歩み寄って教えてくれました。
そんなとき、こんなことで不機嫌になってしまう自分が本当に恥ずかしい。
とにもかくにも、無事、サレルノに付いたことだけも満足しなければ


そんなことを思っていたところ、持ってきていたPC内の文書データからこんなのが出てきました。
去年イタリアに来たときに自分で書いた手記でした。
同じ電車に対する話で、去年と今年では感じ方も若干変わっているみたいで、一つ前の記事と読み比べるとおもしろいなと思いました。
なので、内容は去年のものになりますが、これもアップしちゃおう。

われながらなかなかいいこと書いているなと感心。

リタルドでも、理不尽なことがあっても、怒らずに「パツィエンツァ」を呪文のようにモゴモゴ唱えていれば、イライラも減るってものです。
そんなことも忘れていた自分にちょっとがっかりでもあり。

パツィエンツァな心を忘れず残りわずかのイタリア滞在を楽しみたいなと思っています。



 
****以下2010年6月の手記より前文抜粋****

「アルタ・ヴェローチタとパツィエンツァ」

イタリアに通い出したころ、現地で最初の方に覚えた単語がある。
「パツィエンツァ(我慢)」だ。
物事が自分の努力ではどうにもならないシチュエーションのときにイタリア人がよく使う言葉で、イタリア滞在暦のまだ浅かった私が聞き取ってすぐに覚えたのだから、常にイタリアにいるとパツィエンツァな環境であることがわかる。
たとえば、飛行機が一時間以上遅れる、なんてときに独り言のようにつぶやくイタリア人もいれば、たまたま目があうと合言葉のように言ってくるイタリア人もいる。
時間を守るイタリア人もあまりいないので、自分のルーズさも許すけど、こうやって何かの時に「パツェインツァ」の一言である程度許してしまっている。自分にも優しく、人にも優しく?

ローマからボローニャまで初めてアルタ・ヴェローチタ(AV)に乗車。
ローマ=フィレンツェ間は在来の線路を使っているのでユーロスターの時との差をあまり感じなかったのだけれども、フィレンツェ以北がこりゃびっくり!
AV専用線路があって、ボローニャを出るとすぐに、地下?トンネル?にもぐってしまい、数分間ずーっとその状態。スピードも新幹線ほどではないかもしれないけど、従来のESと比べるとダントツに早い。まだできてちょっとなので、私をふくめ初めて乗ったらしきイタリア人もたくさんいて、みんな口々に早い!と騒いでました。
車内にもモニターで行き先などを知らせるインフォメーションボードもあり、新幹線よりここは進んでいるような。初めてのAVに私も少なからず興奮してしまった。

さらに、AVを各都市のサブの鉄道駅からつなぐ計画が進んでおり、その該当駅周辺は今、ものすごい再開発のラッシュのよう。ローマのティブルーナ駅も地下に大型ショッピングセンターを備えた駅になるようだし、トリノ/ポルタ・スーザ駅の完成予想図も、まるで未来都市のような立派な建物。いつ来てもずっと変わらないイタリアというのは私の幻想で、かなりめまぐるしく物も人も動いている。「高速化」とか「再開発」とかなんだかイタリアではしっくりこない言葉なのだが、いつまでも「ローマの休日」ではいられない。


ローカル線は今でも腹が立つくらい遅れるし、到着直前までホームがわからない電車も多々あるけれど、なんだか、このAVを見ているとそういったイタリアっぽい感じが薄くなってしまうのがちょっとさびしい。(良いか悪いかは別としてね)
 15分遅延のアナウンスが流れたときの、「せっかくユーロスターに乗ったのに遅れるのか!」「げっ、間に合わないじゃん」といった感情の揺らぎの後に、すぐに「まー、しゃーない」という諦めムードがほんの数秒生まれる。日本なら、1分遅れでも車内が急に殺気立って気色ばむのとはかなり違う。
なので、同じ車両に乗りあわせた見知らぬもの同士の妙なこの連帯感が私はそう嫌いでもない。「ふーっ」とため息をつくと、「パツィエンツァ(我慢)」と肩をすくめるジェスチャーをして、なぐさめの声をかけてくれるイタリア人にAVの中では今後お目にかからないのかもしれないは、ちょっと複雑な気持ちだ。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-12 17:06 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

矢のごときスピード感

c0222833_16422048.jpg


毎回イタリアにくるたびに進化しているものがひとつある。
それは、鉄道。

ユーロースターに代わって、イタリアの高速鉄道はアルタヴェローチタというその名も早そうな列車にかわった。
ユーロスター時代は、在来線の線路を共用していたものの、アルタヴェローチタは、一部専用線路を導入しているので、ローマ~ミラノ間はかなり速いスピードで走っている。

ラインナップは2車種。
フレッチャロッサ(赤い矢)とフレッチャルジェント(銀の矢)。
フレッチャロッサは割りと長距離を走り、ナポリ~ローマ~ミラノといった大都市を結んでいることがおおく、フレッチャルジェントはナポリ以南の地方都市や、短距離路線に使われているのだと推測します。

フレッッチャロッサは車内も快適で、WI-FIは使えるし、シートもわりかしゆったり。大荷物で移動するイタリア人、旅行者にも優しく、収納力たっぷりのシート。
ネットでチケットレスで切符予約がかなりラクラクでできるのも助かる。
(新幹線のそれはかなりメンドクサイ手順を踏まないとできませんよね、・・・・)

対するフレッチャルジェントは車両の設備、サービスはロッサにはだいぶ劣ります・・・。
なので、できれば私はロッサ希望。

c0222833_16425457.jpg


そして、私としては一番「おぉ!」と感激したのが、列車到着前に車両番号表示がでること。
今までは、在来線、ユーロスター含め、どこのホームに乗りたい電車が入るかすら直前にならないとわからず、電車のくる5分前くらいにホームの表示がでてから荷物をもって人々が大移動してました。
さらに、先頭車両が1号車か11号車かわからないことも多いので、予約車両の位置がわからず、どのあたりで待っていたらよいものかもわからず。
いざ、車両が到着すると、見当違いの場所にいたりすると、もう、荷物をもって、ラテン民族たちに混じっての右往左往がホーム上で繰り広げられる。
そんなんだから、みんな電車に乗るのがまごついてしまい、ritardo;遅延の原因になってしまうのだとか。

そんな小さいストレスから、この車両番号表示があることでだいぶ解消。
 不便なことに甘んじるのがイタリアでの過ごし方だと割り切っていましたが、やっぱりべんりなことはうれしい♪



ユーロスター時代より料金はあがったけど、まあそれも仕方名が無いかなと思えるかわりぶり。

アルタベローチタの、主要路線、ローマ~ミラノ・トリノ間の列車は「フレッチャロッサ;赤い矢」といい、ローマ~ミラノ間を2時間59分で結んでいるのが自慢。
はっきり言えば3時間だろうとつっこみたくなるけれど、3時間を切りたいというFS側の切実な願いがここに感じられてしまう。(FS ferrovie dello stato,国鉄)
今は、ご愛嬌で3時間を切っていることになってはいるけれど、2015年までには同じ区間を2時間15分でいけるようになるのだとか。

イタリア人に言わせれば余計なお世話かもしれないけれど、不便さが減るイタリアというのもなんだか寂しい。
しかし、快適な旅行計画が立てられるという点は捨てがたく、まことに勝手ながらちょっと複雑な気持ちでいたりします。
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-12 16:43 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(0)

firenze ラスト!

c0222833_133461.jpg




 昨日で、フィレンツェのリストランテ研修が終了。
 
 オーナーシェフのマンマ、すごい風邪を引いていて、料理を教えてもらうどころか、私までえらい強力な風邪をもらってしまい、二晩ほどえらい高熱でヒーハーしてました。

最初はどうなることかとおもいましたが、厨房で働いていた日本人コックの男の子二人がいろいろ助けてくれて、かなり楽しく、おいしい、有意義な時間をすごせました。

最終日は、フィレンツェのバスがストライキの日で、天気もちょっと悪いし・・・で、郊外にあるお店の客足はのびませんでしたが、ほんと毎日大繁盛のお店での勉強はいろんな意味で勉強になりました。

 レシピも惜しみなくたっくさん教えてもらい、毎日レシピ整理が大変!うれしい悲鳴です。
最後の日、研修終わったあとは、夕方からduomoの近くのお菓子屋さんでアペリティーボ♪

c0222833_13282890.jpg



duomoのすぐそばながら、路地を1本入っているので、静かで落ち着く場所で、フィレンツェであぺりティーヴォはココ、と決めています。
MAX&Coの向かいの老舗のお菓子屋さんで、場所はわかりやすいです。
地元の人はお菓子を買いにせっせと訪れています。いつもおなかがいっぱいで、アペリティーヴォしかできないのでここのお菓子、いただいたことは無いのだけど、どれもおいしそうです。

、夜になっても、昼間のうちに蓄えた太陽の熱が石畳から発せられていて、風は涼しいのに足元が生ぬるい・・・というのがフィレンツェの夜で、それがアペリティーヴォの時間にぴったりでよかったのですが、よりによって昨夜からぐんと気温が下がって、しかも強風・・・。
ローソクの明かりが消えそうになる中、蛍雪時代状態でノート整理をするのでした。

だいぶ冷え込んだので、今夜は蚊と戦う心配はなさそう。
夜中に顔をさされるのが嫌で、もって来ていた洋服整理用のメッシュの袋を頭からすっぽりかぶって蚊をガードしながら睡眠をとっていました。何がかなしくて花の都フィレンツェで、頭からネットをかぶって寝なきゃいけないのかわかりませんが、だいぶ効果があったらしく、それ以上顔をさされることはありませんでした。
フィレンツェにいて、私、たった数日なのに蚊を仕留める能力がかなりUPしました。
どこにヤツが潜んでいるかも大体検討がつくようになりましたし。

そんなこんなで、ぜんぜんおしゃれなことはしていないフィレンツェ滞在でした。
ネット環境がよかったので、いつもは帰国してから書く旅行記だともれてしまうような小ネタを中心にブログでご紹介させていただきました。

 明日からは、南下してサレルノへ。
こちらもトラットアリア研修です。
ネットはつながるかわかりませんけども、つながったら、南イタリアのおもろネタ(あれば)UPします~。
 イタリアの新幹線、フレッチャロッサもWI-HIはいるみたいだからためしに投稿してみようかな・・。

(日本から超軽量PCを持ってきたので、使えるのが楽しくてしかたないのです)
[PR]
by buonaforchetta2 | 2011-10-08 13:42 | 2011年イタリア滞在記 | Comments(2)