2日目。
今日はトスカーナ人シェフによる料理レッスン。
シェフはフランチェスコ氏。
本日もキノコ尽くしなり。
パスタはトスカーナ、シエナの名物パスタPICIを。
私もこれを作るのは5年ぶりくらい。とりあえず、こねた生地を細く長~くのばしていきます。
あまりにも単純な作り方のパスタなので、のばしながらフランチェスコにみんなの年齢当てクイズをさせて大盛り上がりでした。コノヒト、真面目なのか、一人ひとりの顔を凝視しながら必死で年齢当てをしていました(笑)
ついでにこんなパスタも紹介していただきました。
手に付いた生地や台にへばりついた生地も無駄にしたくないという節約家のトスカーナ人らしいパスタなのですが・・・・・・
作り方は手のひらスリスリして、手に付いた生地を落とすだけ!!!
その名はBISCHERO(ビスケロ)。手をスリスリする作業からきている名前です。
このパスタはスープなんかの浮き実にするそうですが、今回は幸運にも試食することはありませんでした(苦笑)。
PICI SENESI SUI FUNGHI
PICIに和えたのはミックスキノコ。
味付けは、トマトペーストを少々加え、トスカーナでよく使うハーブ、ニピテッラを少々加えて風味付けするシンプルな調理法。醤油なんて入れてないんだけど、和を感じてしまい、みんな口々に「キノコ焼きうどんだよね」と。ほっとする味でした。
フランチェスコは野性的なのか、フライパンでいためている食材を、へらなどを使わずに素手で混ぜちゃう。びっくりして爆笑していると、何度もやってくれるサービス精神旺盛な人でした。
前菜は昨日に引き続きポレンタのキノコ添えと、ペコリーノとオリーブのクロスティーニ。
このクロスティーニが食材がいいせいもあり、作り方は超簡単なんだけど、これが劇的においしかった。
ドルチェは、赤色が印象的なズコット。
一般的には、スポンジを2色使って作るズコット、これはよくみかけるもので、神父さんの帽子がモチーフだといわれております。
こちらの真っ赤なズコットは、アルケルメスというリキュールで色を付けてあり、フランチェスコのおばあちゃんのレシピだそう。
フランスに輿入れするカトリーヌドメディシスが故郷・フィレンツェを思い出せるようにとフィレンツェのシンボルのDUOMOのクーポラをモデルに作られたお菓子だそうな。
ズコットの名前の由来は諸説ありますが、おばあちゃんから代々伝えられているそんなストーリーも素敵です。
チャンチャチャチャ~ン♪フランチェスコとケーキ入刀をすませてこのレッスンも終わり。
試食タイムにフランチェスコがワインを飲みだすと、ちょっと人柄が豹変。真面目っぽい感じだったのが、最後は小さい道化師のようなコミカルキャラになり替わっておりました(汗)
おなかいっぱ~い!