*注意*
ここから先、基本痛い話しか書いてありませんので苦手な方は読まないでください。 4/16 PM10:25 うちから車で5分の総合病院へ到着。 が、夜間救急の入り口がわからず敷地内で迷うというミス。 なんとか見つけて車を横付け。 待機していた看護師さんが出迎えるのかな・・・・と思ったものの、守衛さんがいるのみ。 守衛さんが電話してくれて、入り口で待つこと20分・・・・。 以外と緊迫感ないねえ。拍子抜け。 その間、こんな状況になってしまったので土曜日のお約束をしていたメンバーにお断りのメールなどなど。 この時点で破水から小一時間。陣痛もないので余裕ぶっこいてました。 やっと到着した冷静な看護師さんに「ここは救急車も来るんだから車そんなとことめちゃダメー。早く移動させて!」と怒られる。 診察室まで私を送り届けてから車を動かすつもりだった夫は、動揺。 「待ってるから、車動かしてきて」と外へおん出された夫の背中がフワフワしている。 ここへ車を横付けした人初めてだわーと言われちゃった( ;´Д`) 「破水」「夜間救急」という非日常的で緊急事態を匂わすワードがこんんな大胆行動をさせたに違いない。 車停めて戻ってくるのにものの数分。20分もあったんだからその間やれたじゃん。 今思うと、二人して動揺していたなぁ。 注意されたことでちょっと落ち着く。その後、やっと分娩室へ。 内診してもらうと子宮口3cm。10cmにならないと産めないからまだまだ。 陣痛もないので、もしかしたら一晩様子見かな・・・と助産師さん。 こりゃ長い夜になりそうだ。 夕飯の焼肉、ご飯もう一杯食べときゃよかったーと、美味しい白米に未練が残る。 PM11:00過ぎ とりあえず夫と二人、分娩室に放置。 したらば、来ましたきました、いきなり痛いのが。 陣痛間隔を測るアプリ起動。 せっかくダウンロードしたから使わないと勿体無い。 最初は10分おきぐらいかしら・・・と思っていたものの、始まったら最初から5~7分間隔。 「もしかしたら今夜の内に産めるんじゃね?」 と根拠の無い自信が私と夫に芽生え始める。 最初は弱い痛みと聞いていた陣痛、最初からもんの凄く痛いし、こんなの一晩も続いたら死んじゃう、さっさと生んでやるー。 しかし、こんな痛いのに5分間隔になっても病院に行かず、家でミシンがけをしていた奥さんって・・・。 陣痛って痛いのと痛くないのの波があるって聞いていたのに、波の弱い時でもそこそこ痛いし、聞いていた話とちがーう! それでも最初はまだ余裕があったので、波の弱い時は出産how to本で本番の確認したり(今更かい!)、音楽かけてみたり。 夫の前ではいつも自粛しているJーROCKも今日は許されるので堂々と。 最初、リラクゼーションミュージックかけていたのですが、痛い時に間の抜けたテンポの曲はイライラするということで却下。 ジャカジャカやかましいRockの方が気が紛れる。 日付変わった頃にはもう、痛くて分娩室の床を転げ回っている状態。 いきみたいけど我慢しなきゃいけないって、こういうことか。 痛みに対してディフェンスしかできないのは辛い。 夫も必死にいきみ逃しを手伝ってくれる。 4/17 AM1:00 最初の陣痛が始まってから2時間。 痛みの合間になんとか促されて分娩台へ。 足を固定されて体勢も制限されてしまい、いよいよ辛い。 まだ床で転げ回っていたい・・・。 「朝には生まれてますかね????」とヤケクソ半ばに質問。 「朝までなんてかからないよー。スグ生まれるよー」と助産師さん。 そんな気休め言って・・・・、信じないかんなー、モーヤダーーー。 分娩台の上で騒いでいるうちに、 「いきんでみよっか?」の神の声。 エエエー、いきんでいいんですかぁ、本当ですかぁ。。 と喜んだのもつかの間。いきむって何??? 「ヒー、ヒーで息吸って。ウンで息とめて力入れて」 ウンって何??? もうわけわかんない。何度かやっているうちに痛みに変化が。 さっきまでは四六時中痛かったのに、それが嘘のようにサァァァァァと引いて行って冷静になれる時間が出てくる。 痛くなってきたらその波に乗っていきめばいいから、思ったよりラクー。痛いというより、大きいズーンというリズムみたい。 痛みにに防衛一方だったのが、今度はそれに応戦できる、イヤイヤ最後は、痛みが味方になって赤ちゃんを押し出そうとしているんだわ・・・・。 陣痛は味方だ、ウン!分娩ハイ状態。 波の合間、お腹でまだ赤ちゃんが動いているのが分かる。 赤ちゃんは元気みたいだ、大丈夫。 それでも深呼吸、息止めるを繰り返しているうちに、二度ほど意識が飛びそうに。落ちるってこういう感覚か。 意識朦朧ながらも、夫や助産師さんの掛け声でハッと我に返りいきむ。 数えて無いけど、トータル15回位いきんだかな。 そこでいきみストップ指示。 いつの間にか先生も登場している。 「呼吸は短く手は胸の上に。」 は?何それ。いきまなくていいってどういうこと? いよいよスルリンポかしら?わーいと喜んだのもつかの間。 赤ちゃんの頭が抜けてきてるのがわかるんだけど、これがメチャ痛い。 メキメキ割れる感じの痛さ。 出産に伴う痛みは3種類あると体感。 出産本には痛さの度合いしか書いておらず、こんなバリエーションあるなんて知らなかった。 いきんで一気に出したいけど、ダメーーーっと助産師2名、医師1名、夫に諌められながら耐える。 一応、短い呼吸をやりつつも、たまに大絶叫。 「イダイーーー、イギミダイーーーーー!!」(痛い。いきみたい) 「じゃあ、いきんでいいよ」と先生。 何何?気分転換?(んな訳無い) 先生の気が変わらないうちに、ここぞとばかりにいきむ。 「もう一回、いきんでイイ????」 と必死に懇願。先生にタメ口。もう余裕ない。 「もうだめだ、いきむな!終わり!」 「ウウウー、イギミダイー」と大騒ぎしていたら、頭上で夫が 「真夏、ほら、生まれてるよぉ〜」と素っ頓狂な声を出してるので、そこで我に返る。 AM2:48 いつの間にか、赤ちゃんスルリンポしたみたい。 初めて対面する我が子を見た途端、痛みは忘れ、小さな命の誕生に涙が溢れ・・・・・ というような事は全く、 なんかいるー!!!なんか泣いてるーーー!!! つーか、本当にもう痛いの終わり?? 以外とあっさりじゃない??? と、そんなことしか頭をよぎらなかった。 すぐに取り上げたばかりの赤ちゃんを胸にポンと置かれる。 温もりに愛しさが溢れ、生まれてきてくれてありがとう・・・・ とは思わず、 おお、想像より人間ぽい。 それに意外とヌルヌルしてないし小綺麗なもんだなぁ。 泣いてるから元気って事でいいのかな。 と、そんなことしか頭をよぎらなかった。 でも、先生や助産師さんたちの手前、感動の対面シーンぽくした方がいいかなあと、無意識のうちに計算が働き、芝居がかったような口調で赤ちゃんに話しかけた気がするが、なんて言ったか覚えていない。 赤ちゃんはすぐに離されて出生後の処置に入り、夫は一旦退出。 イヤイヤずーーっと夫がサポートしてくれたので、精神的に本当に助かったー。 いきむ時に上半身支えてくれたり、痛い時に暴れないよう押さえつけたり。 痛いの怖いの一切ダメなのにほんとがんばってくれた。 胎盤は、事も無くにゅるりと排出。 ああ、終わったーと思ったのもつかの間、ものすごい悪寒が全身を走り、ガタガタ震えが止まらない。 よくあることだから大丈夫ーとは言われたものの寒くて寒くて仕方ない。 傷の縫合しているの、ちょっと痛いですよーと言われたものの止まらない震え?痙攣で痛いどころではなかった。 ちなみに傷はちょっとで済んだらしい。治り、早いといいなぁ。 あんだけ痛かったんだから切れてもしゃあないか。 先生退出後、今度は両足同時にこむら返りという最悪の状況に襲われる。 分娩中も、いきむ度に足がつるので、助産師さんが二人掛かりで足をさすってくれて乗り切ったのだけど。 陣痛の痛みがない今、両足こむら返りはハンパなく地獄。 「イターイ!!助けてー」と大絶叫するも、さっきまであんなに献身的にさすってくれていた助産師さんたち、笑ながら無視。 こむら返りの処置より、他にやらなきゃいけないことあるみたいで・・・。 「そろそろ赤ちゃんを抱っこしてもらいたいんだけどー。」 「いえ、今は無理です。足痛いのが治まってからでいいです!」 痛くて騒ぐ私を尻目にいつの間にか、おとなしく寝入る赤ちゃんが視界にはいってはいるんですがね・・・・。 自分で治そうにも分娩台の上じゃ自由が利かないのでどうにもできず。 「夫、夫呼んでください!」 「まだ、ダメ入れない」 妊娠後期、しょっちゅう夜中にこむら返りで悶絶し始めると、パッと起きて足を揉んでくれた夫。ううう、ドア一枚向こうにいるのに足揉んでもらえない。 必死に「本当にお願いします!助けて下さい」って懇願してなんとか足の筋を伸ばしてもらえたものの 「だから妊娠中運動しなさいって言ってるでしょー!」とベテラン助産師、看護師長に大目玉を食らう。 「だから」って言われても、里帰り出産みたいな扱いの私はこの病院、今日が4回目だもんで、そんな指導受けてないしここひと月は安静指示で運動控えていたし。 安静解けて運動しようと思っていた矢先に生まれちゃったし。 理不尽に怒られるも、足の痛みから解放されればもうなんでも良い。 人に本気で「助けてください」って頼んだの初めてだ。 4時間で出産終わったんだから、こむら返りはおまけでついてきても、まあ文句言えないよね。 外で待っていた夫は私の大絶叫に、「胎盤排出もそんなに痛いのか」と勘違いしていたそうで。 夫が再入室してから盛大に足を揉んでもらいなんとか回復。 やっと落ち着いてきたので、我が子を胸に抱っこ。 カンガルーケアってやつですね。 まだ寒気が取れずガタガタ震えていたのだけど、赤ちゃんの熱いまでの体温。 ほわーーーっと気持ちも体もやっとほぐれました。 小ちゃいと思ったけど2700gはあったので一安心。 30分くらいはだっこしていたかなぁ。 無心にしがみついて寝入る赤ちゃんにやっと無償の愛を感じました。 ホッ。私にも人並みの感情が芽生えてよかったよー。 その後、赤ちゃん撤収、新生児室へ。 引き離された時、ウギャーと泣き始めたので私のことお母さんてわかるんだなあと思うと可愛らしさが増しました。 新生児室に行く前の2ー3分、赤ちゃん用ベッドで泣いたまま放置されてた赤ちゃんに、夫が話しかけてやったら、指をぎゅっとつかんで泣き止んだそうです。 毎日、お腹に頬ずりして話しかけてた効果がでたのかな?お父さんの声もわかってくれたみたいで夫は嬉しげでした。 そういや、夫は赤ちゃん抱っこをさせてもらわなかったけど、怖いからまだいいそうです。お指ギューで大満足とか。 まあ、徐々にですね。 そういう私も胸に置いてただけだから、ちゃんと抱っこできるか怖いわ。 ⬆️産後、分娩台の上で電気毛布かぶって放置 そのあと、なんだかんだ処置があったりで分娩室を出た頃には空が白んで来てました。「出産、朝までかからないよー」と言ってくれた助産師さんの言葉ホントだったなあ。 破水した時はどうなることやらと思いましたが、あっという間の出産劇でした。 ああ、終わって良かったー。
by buonaforchetta2
| 2014-04-19 11:41
| こども
|
Comments(2)
Commented
by
nonnakaori
at 2014-04-23 21:03
x
はじめまして赤ちゃん
見た瞬間真夏ちゃんにそっくりと思いました。 新米パパがんばれ 真剣ですね。 ママも母乳頑張ってください。
0
Commented
by
buonaforchetta2 at 2014-04-25 15:27
|
イタリア料理教室BuonaForchetta
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