レッスン当日。
ルーチョは、自分の子どもとお姉さんの子どもの世話係をする事に。
当初の予定ではレッスンのデザートは本来レシピ配布と試食のみ。
レシピ見ると15分程度で出来る内容だったので急きょ、レッスン冒頭でやってもらう事に。
が、これが間違い。
ドルチェ作るのにゆうに1時間弱。
アンナ、、、、ゆーっくり丁寧に作るタイプだったみたい( ̄∀ ̄)
これはわたしが悪かった。
続いて、お肉料理。
「この玉ねぎ何??」
って、アンナにもらったレシピを元に材料準備したのに、玉ねぎは使わないらしい。
「このレシピどこの?」
って、アンナが送ってきたやつ〜!
わたしが聞きたいわ。。。。
結果、レシピに書いてあるのとは全く別の料理が出来上がりました(笑)
みなさん、これがイタリアよ
続いて前菜の実演。
ラグーサのカチョカヴァロチーズを使うよ〜と現地から仕入れて来たチーズを削るアンナ。
珍しい食材に会場が湧くものの、水を差す質問
「私がラグーサでみたカチョカヴァロと、そのチーズは違うようなのですが、正式なチーズはどちらですか?」
ルーチョの知り合い経由で申し込みされたグループの代表さん。
神戸でセレブ〜な料理教室をやっているとかで、イタリア語堪能、現地情報も詳しいらしい。
アンナは「これが私の知るラグーサの伝統的なチーズよ」というんだけど、セレブは「私が見たものと違う」の一点張りで一歩も引かない。
この押し問答が5分近く続き、アンナも私も他の人たちも、もうどーでもいいじゃんって空気が漂ってました。
しまいに私の通訳が正確じゃないとか言い出して、勝手にイタリア語で質問始めるし(汗)
知識ひけらかしたいだけにしか感じませんでした。
まあ、その後でアンナがシチリアのことわざ的な事を話したのですが、私はさっぱりわからなかったので
「イタリア語、堪能な〇〇さん。今の代わりに訳していただけますか?」ってふってやりました。
答えられなくてしどろもどろしてしてました。
進行乱されたから私の小さい仕返しです。
やっとパスタソース作りにたどり着いた時には、すでに14:00。1時間押してる(汗)
マキでやって欲しいところはあったのだけど、急かすとパニックになるからね、イタリア人。
もうそっと見守るしかないのです(笑)
パスタソースは、材料ミキサーするだけだからラク!
なはずだったんだけど
ここへママと3時間以上離れて寂しくなっていた、アンナの1歳の娘登場。
アンナ、抱っこするよね。
そして、彼女はもう終了モード(汗)
仕事より、家族が大事
みなさん、これがイタリア人よ
そこから、私がぜーんぶ料理の説明して仕切ってレッスン回しました
そして、その方が一気にレッスン回るっていうね。
大阪の生徒さんもアンナの終了モードに気づいて、いっぱい手伝ってくれました(涙)
この時は、大阪の料理教室を初めて1年未満だったのですが、センセーのピンチにマイ生徒さんがさっと立ち回って下さり、マイ生徒さんのありがたさをひしひしと感じました。
さらに、オーブンに突っ込んだタルトと肉の焼き加減。
全て、料理人のマサ君がコントロールしてくれたので絶妙な焼きあがりでサーブされました。
今でも
「あの子いなかったら、わたしらごはん食べられてなかった」
と、マサくんの働きぶりは話題にのぼるのです。
最後のドカンはまたセレブがやらかす。。。
パスタの茹で加減
ウンポ ドゥーロ(ちょっと固い)
ってアンナに直接いうもんだから、アンナが
アルデンテよっ
って言い返したものの、レッスン終了後、アンナはパスタが固かったかもと、ずっと落ち込む事に。
イタリア人はデリケート。
そんなこんなの大わらわの
伝説の料理教室の一部始終でした。
レッスンはカオスでしたがお料理はぜーんぶ美味しくできたから、結果みんな大満足。
今じゃいい思い出よ(笑)